形成外科
形成外科
1. 形成外科とは
日本形成外科学会では、形成外科という診療科を次のように定義しています。
「身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによって、みなさまの生活の質 "Quality of Life" の向上に貢献する、外科系の専門領域です。」
つまり、形成外科とはどのような科なのでしょうか?
わかりやすくお伝えすると、「体の表面の異常やケガ、見た目のお悩みを、本来の働き(機能)と美しさ(形態)の両面から治療し、患者さまが笑顔で自信を持って生活できるようサポートする医療」です。
単に「傷をふさいで命を救う」だけでなく、その後の患者さまの生活の質(QOL)をいかに高めるかを一番に考えます。
「機能」の回復: 指をスムーズに動かせる、まぶたがパッチリ開いてよく見えるなど、本来の働きを取り戻します。
「形態(見た目)」の回復・向上: 傷跡や変形をできる限り目立たなくし、自然で美しい状態に整えます。また、ご自身が抱える外見のコンプレックス(整容的な不満足)を解消します。
体の表面のあらゆるお悩みを「機能」と「見た目」の両方からアプローチするのが、形成外科の最大の特長です。
2. 当院の強みと得意分野
当院では、この理念に基づき多種多様な形成外科疾患に幅広く対応しております。なかでも、高度な専門技術と深い解剖学的知識が求められる以下の4つの分野を軸として、患者さまのQOL向上に貢献いたします。
手の外科(手・指の疾患・ケガ)
手や指は、日常生活を送るうえで「機能」と「見た目」の両方が非常に重要になる部位です。ケガや骨折、腱の断裂、しびれ(手根管症候群など)、生まれつきの変形などに対し、繊細な手の動きを回復させるとともに、傷跡にも配慮した精密な治療を行います。
眼瞼形成外科(まぶたの治療)
加齢などが原因でまぶたが下がる「眼瞼下垂(がんけんかすい)」などの治療を行います。視野が狭い、目が開けにくいといった「機能の低下」を改善するのはもちろんのこと、お顔の印象を左右するデリケートな部分だからこそ、自然で美しい目元に仕上がるよう細心の注意を払って手術を行います。
乳房再建
乳がんの手術などによって失われた乳房(組織の欠損)を、再び元の自然なふくらみに作り直す治療です。患者さまの喪失感や精神的なご負担を和らげ、再び前向きで自分らしい生活を送っていただけるよう、お一人おひとりのご希望やライフスタイルに合わせた最適な再建方法をご提案します。
美容外科(形成外科の一分野としての美容医療)
美容外科は、決して特殊なものではなく「形成外科の一分野」です。病気やケガのマイナスをゼロに戻す治療にとどまらず、「もっときれいになりたい」「若々しくありたい」というご要望にお応えし、ゼロからプラスの美しさを引き出します。形成外科専門医としての皮膚・組織の微細な扱い方や解剖学の知識をベースに、医学的根拠のある安全で自然な美容医療をご提供します。
3. ご相談について
日常の切り傷、擦り傷、やけど、皮膚のしこり(粉瘤や脂肪腫など)の治療といった保険診療から、しみ・シワのご相談や美容外科手術といった自費診療まで、柔軟に対応しております。
「きれいに治したい」「もっと美しくなりたい」「どこに受診したらいいか分からない」とお悩みの際は、どうぞお気軽にご相談ください。
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