顔面神経麻痺(がんめんしんけいまひ)

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保険診療

顔面神経麻痺(がんめんしんけいまひ)

顔面神経麻痺とは

顔の表情を作る筋肉(表情筋)に指令を送る「顔面神経」が何らかの原因でダメージを受け、顔の半分(まれに両側)が動かなくなってしまう疾患です。 原因の多くは、ウイルス感染や血流障害によるもの(ベル麻痺、ラムゼイ・ハント症候群など)ですが、外傷や、耳・脳・耳下腺(唾液腺)などの腫瘍を取り除く手術の後に生じることもあります。発症からの時期によって「急性期(発症直後〜数ヶ月)」と、症状が固定してしまった「陳旧期(ちんきゅうき)・後遺症期」に分けられ、それぞれ治療のアプローチが全く異なります。 

【※急性期(発症直後)の患者様へ】

顔面神経麻痺は、発症後いかに早く専門的な治療を開始するかが、その後の治癒率を大きく左右します。発症直後(急性期)の治療は当院では行っておりません。顔の動きがおかしいと感じた場合は、ただちに「耳鼻咽喉科」または「脳神経外科」を受診し、適切な初期治療を受けてください。 

具体的な症状

顔の半分が動かなくなるため、以下のような機能的・整容的(見た目)な症状が現れます。

  • 目の症状: まぶたが閉じられない(兎眼)、洗顔時や入浴時に目に水やシャンプーが入る、涙がこぼれる、目が乾燥して痛む。逆にまぶたが開きにくいこともあります。これは眉毛をあげてまぶたをあける方が起こる症状です。

  • 口の症状: 口角(口の端)が下がる、食事の際に食べ物や飲み物がこぼれる、うがいがうまくできないなど。

  • 後遺症の症状: 発症から数ヶ月以上経過すると、口を動かすと意図せずに目が閉じてしまう「病的共同運動(びょうてききょうどううんどう)」や、顔の筋肉がこわばる(拘縮)症状が出ることがあります。

診断内容

いつ発症したのか、どのような治療を受けてきたのか、現在日常生活のどのような場面でお困りかを詳しく伺います。 診察では、額のしわ寄せ、目を閉じる、頬を膨らませる、いーっと歯を見せるなどの動作をしていただき、顔の各パーツの動きの程度を評価します。また、安静時の顔の左右差(まぶたや口角の下がり具合)や、後遺症である病的共同運動が生じていないかを丁寧に確認し、形成外科的な治療の適応があるかを診断します。 他院で顔面神経麻痺の治療を行った方は、治療内容や症状が固定しているかを知るため、診療情報提供書が必要な事もあります。

当院で行っている治療内容

当院では、急性期の治療を終えた後でも残ってしまった「顔のゆがみ(左右差)」や「まぶた・口元の動かしにくさ」といった後遺症に対する治療(顔面神経麻痺再建術)を行っております。主に静的再建術を行っております。動かない筋肉はそのままに、安静時の見た目の左右差や機能を改善する手術です。下がってしまった眉毛や口角を引き上げる手術を行います。病的共同運動に対する手術も行っております。

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